大特集 再発・転移を防ぐ!治す!
肺がんの2つの分子標的治療薬「イレッサ」と「タルセバ」をうまく使い分けるには―?
帝京大学医学部腫瘍内科講師 高野利実 医師
非小細胞肺がんの分子標的治療薬として、大きな期待を寄せられている「イレッサ」(一般名:ゲフィチニブ、製造販売・アストラゼネカ)と「タルセバ」(エルロチニブ、中外製薬)。どちらも「EGFR-TKI(上皮成長因子受容体-チロシンキナーゼ阻害薬)」と呼ばれる薬ですが、用量や効果、副作用などでは微妙な違いがあります。2つの薬をどのように理解し、使い分けていったらいいのでしょうか。
取材・文/米山義男(フリーライター)
がん患者と家族の心に寄り添う精神腫瘍科
埼玉医科大学国際医療センター 包括的がんセンター 精神腫瘍科診療科長 大西秀樹 医師
がん告知による衝撃、治療法への不安、再発・転移の不安――。がんという病気は、身体的苦痛のみならず、心にも大きな負担をもたらします。強い不安や抑うつ(落ち込み)などが2週間以上続き、日常生活に支障をきたす場合には、“適応障害”や“うつ病”などの精神疾患である可能性があります。それらはがん治療の妨げになる可能性もあるため、早期に発見して治療することが大切です。
Pick UP
知っておけば怖くない 新・がん基礎講座 第17回「放射線治療 後編」
東京大学医学部附属病院放射線科治療部門助教 山下英臣 医師
前号に引き続き、放射線治療特集です。今月号では、最先端の放射線治療として注目される高精度放射線照射および各がん種の放射線治療の内容、放射線による副作用、そして放射線治療の現状と今後などについて、東京大学医学部附属病院放射線科で、放射線治療の第一線で活躍されている、山下英臣医師にお話を伺いました。
取材・文/望月聡子(ライター)
東京大学医学部附属病院放射線科助教 山下英臣 医師
がんの治療法には、局所治療として手術・放射線治療、全身治療として化学療法があります。今回はその中で放射線治療を取り上げて、前編・後編の2回にわたって解説していきます。放射線療法は技術の進歩とともに、効果が高く、副作用の少ない治療として注目されています。その放射線治療の臨床医として、東京大学医学部附属病院放射線科で、放射線治療の第一線でご活躍なさっている、山下英臣医師にお話を伺いました。
山田邦子のがんのこともっと知りたい!伝えたい! 第8回 東京大学医学部附属病院放射線科准教授・緩和ケア診療部長 中川恵一先生
日本での立ち遅れが指摘されている放射線治療と緩和ケア。今回のゲスト、東京大学病院の中川恵一先生はその両方を専門とする医師です。日本人のがんに対する知識不足に警鐘を鳴らしつつ、多方面でがんの啓蒙活動を行っています。
文/大木浩美(医学ライター) 写真/金城聖子
ドクターズ・ディベイト 集学的治療カンファレンス「肺がん」
論者:坪井正博(呼吸器外科) 滝口裕一(呼吸器内科) 唐澤久美子(放射線科) 司会:南雲吉則(乳腺外科)
「集学的治療カンファレンス」は、第一線で活躍する複数の医師に集まっていただき、架空に設定したがん患者さんの症例を軸に、最善の治療法は何かを話し合っていただくコーナーです。
取材・文/米山義男(フリーライター)
注目記事
私たちのがん履歴書 第1回 がん患者を支える医療者の物語(後編)
膵臓がん(膵がん)の手術は、がん病巣の場所によって内容が異なる。膵体部に限局していれば、手術の適応となり、後遺症のリスクは比較的少ない。手術にあたった主治医の河野至明医師(群馬県立がんセンター消化器外科)は、西山恵子さんが再び日常生活に戻れるためのサポートを目指した。
取材・文・写真/知覧俊郎(ライター)
がんセカンドオピニオン相談室 食道がん編
当相談室では、読者のみなさんから受け付けたがんに関するさまざまな質問・相談に、疾患別に腫瘍専門医がお答えします。エビデンスに基づいた治療を受けるための情報の収集や、主治医との円滑なコミュニケーション・信頼関係の構築など、さまざまに活用していただければ幸いです。今回は「食道がん」です。
取材・文/知覧俊郎(ライタ−)






